スマートトラッカー
「スマートトラッカー」とは、スマートフォンや専用アプリを使って、自分の行動や健康情報をトラッキングすることができるデバイスのことを指します。例えば、歩数計や睡眠計、心拍数計やカロリー計などがあります。これらのデータをリアルタイムで取得し、自分の健康管理やフィットネスの目標に向けた効率的な取り組みができます。また、スマートトラッカーによって得られたデータは、医療機関や健康保険会社と共有することも可能です。
紛失防止トラッカー
「紛失防止トラッカー」とは、財布や鍵、スマートフォン、バッグなどの持ち物に取り付けておくことで、紛失した場合に位置情報を特定できるデバイスです。自分のスマートフォンとBluetooth接続することで、トラッカーが置かれている位置情報をスマートフォンのアプリで確認することができます。トラッカー側にはボタンがついており、紛失した場合にはボタンを押し、スマートフォンのアプリでトラッカーからのアラート音を鳴動させることもできます。最近では、GPS機能を搭載した高機能な紛失防止トラッカーも登場しており、より正確な位置情報の取得ができます。
紛失防止タグ
「紛失防止タグ」とは、財布や鍵、スマートフォン、バッグなどの持ち物に貼り付けることで、紛失した場合にオーナー情報や連絡先などを記載したタグです。紛失した場合に、拾った人がタグに書かれた情報からオーナーに連絡することができます。タグによってはQRコードやNFC機能を搭載しているものもあり、スマートフォンから簡単に情報を読み取ることができます。また、紛失した場合にタグに印刷された情報からオーナーに直接連絡が取れるタグもあります。近年では、Bluetoothによる位置情報の取得ができる紛失防止タグも登場しており、より正確な位置情報を取得できるようになっています。
AirTag
「AirTag」とは、Appleが2021年4月に発売した、紛失防止や物品の追跡に利用する小型のBluetoothトラッキングデバイスです。AirTagをバッグや鍵、財布などに取り付けておくと、iPhoneやiPadと連携して、紛失した場合には近くにいるAppleデバイスからの位置情報を提供してくれます。また、公開APIを提供しているため、AirTagと連携したサードパーティー製アプリを通じて、紛失した物品の位置情報をスムーズに取得することもできます。AirTagは、薄型で丸いデザインで、素材には耐久性に優れたステンレススチールを採用しています。用途によって異なるデザインのカバーやアクセサリーも販売されています。
Androidは?
Androidスマートフォンにも、AirTagに似た紛失防止タグがあります。例えば、Samsungが発売している「Galaxy SmartTag」や、「Galaxy SmartTag+」が代表的です。これらのタグも、Bluetoothを使ってスマートフォンと連携し、物品の場所を追跡できます。iPhoneと同様に、紛失した場合には近くにいるスマートフォンから位置情報を提供する機能があります。Galaxy SmartTag+には、別売りのアクセサリーを使うことで、より正確な位置情報を提供できるUltra-wideband技術に対応しています。また、他にもGoogleが開発した「Google Nest Tag」や、Tileが販売している「Tile Mate」といった様々なAndroidスマートフォン用の紛失防止タグがあります。
Google Nest Tag
Google Nest Tagは、Googleが開発した紛失防止タグで、Google Nestスマートホームシステムと組み合わせて使用することができます。Bluetooth Low Energy (BLE)を使って、タグの位置情報をスマートフォンと連携することができ、タグがどこにあるかを追跡できます。タグの位置がわからなくなった場合は、スマートフォンのNestアプリから「探す」ボタンを押すと、タグが近くにある場合には音を鳴らすことができます。
また、Google Nestスマートホームシステムと連携させることで、タグの位置情報が自動的に分析され、タグがあるエリアから離れた場合にユーザーに通知が届くなど、より詳細な管理が可能になります。Google Nest Tagは、電池寿命が長く、約1年間継続して使用可能です。
Tile Mate
Tile Mateは、Bluetoothを利用して荷物、鍵、財布、バッグ、自転車などの紛失防止に使用されるトラッキングデバイスです。タグには、スマートフォンのアプリを使って接続し、タグを見失った時に音を鳴らすことができます。Tile Mateの音量は82デシベルで、見つけやすくなっています。また、スマートフォンアプリによって、タグの最後に見つけた場所が自動的に記録され、簡単に探せます。さらに、Tile Mateは、他のTileコミュニティメンバーによる失われたタグの場所を共有し、より効率的な見つけ方ができます。Tile Mateは、一度設定すると電池交換が必要ですが、約1年間の使用が可能です。