断熱粒素ヒートカットパウダー900ml(NASA断熱塗料3Lに相当)
ブランド 360×3東亜システムクリエイト
製品型番 HCP900ML
梱包サイズ 24.1 x 14.6 x 6.4 cm; 300 g
色 白
材質 セラミック
付属品 無し
塗料タイプ 水彩
商品の重量 300 g
断熱粒素ヒートカットパウダーは真空断熱効果と赤外線反射効果を併せ持つ新素材です。塗料や接着剤などに混ぜ込むことによって強力な断熱効果を持たせることが可能です。混ぜ込む塗料もユーザー様の利用環境に応じた目的別塗料、接着剤、セメント、漆喰などを自由に選んでいただけますので、幅広い用途で高品位な断熱塗料を作り出すことができます。セラミック100%の素材のため融点が高く、又環境への悪影響もございません。
建築物の外壁工事や高温・冷熱箇所を有する工業分野への活用など、用途は無限大です。工賃は一般塗装費用に約500円/㎡をプラスするだけですので、非常に低コストで断熱工事を行っていただけます。
【ヒートカットパウダーの形状について】
断熱粒素ヒートカットパウダーの断熱効果の秘密は真空中空構造によるものです。熱を抑える為の素材は様々ですが、理論上は熱伝導率がゼロになる真空状態ほど断熱に適した素材はありません。さらにヒートカットパウダーはその球体表面より赤外線を反射、もしくは再放射することによって実に90%以上の熱吸収を抑えることが可能です。真空中空構造による低い熱伝導率と他の断熱材には見られない強力な反射効果の相乗効果によってヒートカットパウダーは比類なき高い断熱効果を有します。
【ヒートカットパウダーの特色】
1.耐久性能はベースとなる塗料の品質に依存します。
2.塗料に与える熱負荷を軽減することで耐曝露性能を大幅に引き上げます。
3.無機素100%なので材質(金属・樹脂・木材・繊維・窯業系)を問わず、化学反応を起こしません。
4.水性・油性塗料を問わず、利用目的に合った塗料を使えるので応用範囲が広く、コスト低減にも貢献します。
5.既存設備の後付け施工でも簡単な作業で高い断熱効果が得られます。
6.膜厚1mm以上で結露を止め、住宅ではカビの発生も防ぎます。
7.防音性能は膜厚1mmで2重ガラス相当の静粛性を有します。
8.ヒートカットパウダー自体の特性や耐久性は半永久的に持続します。
【ヒートカットパウダーの様々な用途】
●建築・建材関係 一般家屋・商店・公共建築物・ビル・工場・倉庫・冷凍庫・化学プラント・畜舎・焼却施設
●車両・船舶関係 自動車・船舶・航空機のキャビンや機関部の防熱
●製品・部品関係 タンク・ボイラー・タービンの廃熱ダクトや自販機・氷蓄熱・コンプレッサー
●家庭用用途 エアコン室外機の断熱塗装で冷房/断熱パワーを強化夏の日射対策では日差しをつけて陰を作るなどの簡易的な省エネ方法がありますが、冬の暖房で使う大電力の節電対策は断熱塗料でしか対策方法がありません。
【使用方法】
●事前にベース塗料の量目より多少大きめの筒型容器を用意して塗料投入後、ヒートカットパウダー(以下HCP)を少量づつ投入しながら攪拌を行って下さい。
●塗料1Kgに対してHCP150~200gを混ぜて下さい。(HCPは重量比で塗料の15-20%程度推奨)※体積比で行う場合は塗料の30%程度になります。※HCPの混合率を高めると断熱性能は高まりますが、塗料の接着性能が落ちる場合があります。
●推奨膜厚0.4mmを確保するため3回程度の重ね塗りを行って下さい。
●結露防止が目的の場合は1mm程度の膜厚が推奨となります。
●高温断熱が必要とされる工場用途や結露防止対策ではHCPの混合率を高めることで工数を抑え、効率の良い断熱を行う事ができます。(ベース塗料に無機系塗料や漆喰塗料を使えば、混合率を大幅に高めて使用することも可能です。)
●200℃以上の高温断熱では水性無機耐熱塗料サーミスがお勧めです。
【注意点】
●一度に大量にHCPを混ぜる場合は電動ドリルに簡易アジテーターを取り付けて攪拌してください。
●粘度が高く塗りにくい場合はベース塗料を1割ほど増やしていただいても構いません。
●カラーペイントは自由にご使用頂けますが、濃色になると熱反射効果は薄まります。できるだけ淡色や白に近いベース塗料をお勧めします。
●HCPは非透明ですので、クリア-塗料を使っても透明効果は期待できません。(ガラス断熱などをご検討の方は窓ガラス用断熱塗料ダイナグラスをご検討ください)
●アルミ系塗料を混ぜると断熱効果が半減する場合があります。(アルミ自体が熱を吸収してしまうため)
●結露防止対策について施工上の注意:壁面が乾燥している時、或いは扇風機を用い湿度を下げた状態で作業してください。キッチン・浴室など湿度が高い環境の場合は混合比をさらに引き上げ、重ね塗り2回で結露の発生を止め、黒カビなどを抑えます。
●マンション等、内壁リフォームでの注意点 スラブ・RC直壁や壁紙の上にもヒートカットパウダー塗装は可能ですが、1壁面にタバコのヤニがある場合は必ずヤニ取りシーラーで下塗り処理をしてから施工してください。2結露による黒カビがある場合は殺菌処理を行った後に施工してください。
●機能性塗料の断熱塗料化について 遮熱塗料、防水塗料、耐熱塗料などにヒートカットパウダーを混合することで容易に断熱・保温効果が付加されます。
●ヒートカットパウダーによる仕上げ面はマッド調になりますが、光沢性を望まれる場合はベース塗料或いはお好みのカラーペイントで上塗りを行って下さい。
【重ね塗り回数と塗膜厚の目安】
参考塗料: 水性アクリルシリコン建築物用 (木質・鉄・コンクリート・モルタル壁)重ね塗り回数(平面) 膜厚(HCPの混合率: 塗料重量の20%)
■ローラー1回の場合→0.12mm±20%
■ローラー2回の場合→0.25mm±20%
■ローラー3回の場合→0.35mm±20%
※仕上げの上塗りまで、ヒートカットパウダーをご利用いただくことが肝要です。
※塗膜厚とは中塗り+上塗りを合計した乾燥後の塗装膜厚のことです。
※断熱性能はヒートカットパウダーの混合密度と塗膜厚に比例します。(ベース塗料には水性・油性塗料のいずれもお使いいただけますが、塗料自体が持つ断熱性能は水性樹脂塗料の方が高いため、より高い相乗効果を期待できます)
※壁などの垂直面の膜厚は平面塗りの6割程度と見込んで下さい。
※塗膜厚の目安:養生用のマスキングテープの厚みは概ね0.15mmですので、テープ重ね塗りで厚みを事前に決めておけば、テスト塗りで何回の重ね塗りが必要かがわかります。
※冷媒配管などの結氷・霜取り対策では1mm以上の膜厚を確保する必要があります。
※エアガン塗装(エアレスガン塗装を除く)ではローラー塗りの1/4程度しか膜厚がとれませんので、ご使用はお勧めできません。